損害賠償の基準(死亡)
損害賠償の基礎知識(死亡事故)
事故状況の記録
死亡事故の場合、加害者が事故に都合がよいように事故状況を説明し、それが記録化されることが少なくありません。事故現場の実況見分への目撃者、相続人、弁護士などの立会いを積極的に求めることが望ましいといえます。
死亡事故の場合の請求権者
死亡事故の場合、加害者に対する請求は、被害者の遺族(相続人)が行うことになります。各相続人が請求できる金額は相続人としての相続割合に応じて定まります。
また、相続人の中にはその身分や立場に応じて、その相続人(近親者)が加害者に対して固有の損害賠償請求を行うことも可能です。
逸失利益の算定
死亡事故の場合、逸失利益の算定においても、将来の生活費の控除などが認められない等の特殊性があります。